イスラム教徒であること：アメリカのイスラム教における有色人種女性の文化史

著者:チャン・マリク、シルビア

装丁: Kindle版

フォーマット: Kindle電子書籍

ページ数: 280

発売日: 2023年11月21日

詳細：

2018年 チョイスマガジン優秀学術賞

20世紀と21世紀のアメリカのイスラム教徒の女性像を探る。有色人種女性の実体験を中心に据えている。

シルヴィア・チャン＝マリクにとって、イスラム教徒の女性らしさは、彼女が感情的反乱と呼ぶ、日常的で体現された抵抗行為を通じて構築される。20世紀と21世紀の反黒人主義、米国帝国主義、女性の権利の歴史を論じる中で、『Being Muslim』は、米国のイスラム教徒女性のアイデンティティが、黒人の抗議宗教であると同時に普遍的な信仰の伝統であるイスラム教の表現である理由を探る。アーカイブ画像、文化的テキスト、大衆メディア、インタビューを通じて、著者は、アメリカのイスラム教徒のコミュニティがどのように安全、支援、精神性、社会運動の場となったか、そして有色人種の女性がどのようにその形成の中心となったかを明らかにする。アメリカのイスラム教の動員とコミュニティの豊かな歴史を説明することで、『Being Muslim』は、9/11後の米国ですべてのイスラム教徒の女性が関与しなければならない抵抗について洞察をもたらす。

チャン・マリクは、収集した物語から、黒人、アラブ人、南アジア人、ラテン系、多民族のイスラム教徒女性の多様性と類似性、そして過去 1 世紀にわたる米国白人ナショナリズムの発展に反して、アメリカ人のイスラム教に対する理解がどのように変化してきたかを明らかにしています。黒人および有色人種女性のフェミニズムの系譜を借りることで、チャン・マリクは、米国イスラム教徒フェミニズムの新しい語彙を提示しています。それは、地域や宗教と同じくらい、人種、性別、セクシュアリティ、国家を意識した語彙です。

言語:英語