親密さのイスラム化：現代インドネシアの若者、セクシュアリティ、ジェンダー

著者:スミス・ヘフナー、ナンシー J.

版：再版

装丁: Kindle版

フォーマット: Kindle電子書籍

ページ数: 441

リリース日: 2019年3月31日

詳細：

現在イスラム世界を席巻している大きな変化の 1 つは、政治的、経済的変化だけでなく、若いイスラム教徒の恋愛、求愛、結婚のスタイルの再形成も伴っています。ナンシー J. スミス ヘフナーは、ジョグジャカルタ市の教育を受けたジャワのイスラム教徒の若者の私生活と性的な態度を取り上げ、インドネシア社会で起こっている劇的な社会的、倫理的変化を探ります。15 年間にわたる 250 件を超えるインタビューを基にした、彼女の鮮明で巧みに作成された民族誌は、若いイスラム教徒の実際の生活の苦悩に関する洞察に満ちており、インドネシアのジェンダーと若者文化に関する幅広い議論に対する深い理解に基づいています。

イスラム教徒の若者の変化は、多様な理想、倫理的懸念、願望のバランスを取ろうとする、時には不安定な試みを反映している。一方では、イスラム教の信仰においてより積極的な役割を担うことを深く広く望んでいる若者が増えている。他方では、より自意識が高く、聖書に基づいた信仰告白を求める一方で、多くの教育を受けた若者は、他の地域の若者に見られるような個人的な関係、つまり両親や祖父母の世代に典型的だったよりも、よりインフォーマルで、オープンで、親密な関係を望んでいる。特に若い女性は、家庭の外で自己表現、雇用、社会的充足感の自由を求めている。スミス＝ヘフナーは、イスラム教徒が多数を占めるこの国を変容させている激動の影響を最も劇的に受けているのは若い女性であるため、彼女たちの役割と視点の変化に特に注目している。非常に個人的なことではあるものの、若いイスラム教徒の願望の変化は、インドネシア全体の社会生活と公的生活に計り知れない影響を及ぼしている。

権威主義的な新秩序政権の崩壊と1998年から1999年の民主主義への復帰直後に始まった縦断的研究の成果であるこの本は、スミス・ヘフナーのジャワ島とその周辺地域に対する40年近くの人類学的関与を反映している。

言語:英語